それでもフランス

フランスに憧れて来るひとは多いけれど、住むとなると、とっても大変。それでもフランスに住みたいというひとに、役立つ情報を!

カード被害にあったら

カードを不正利用されました。


カードを無くしてもいないのに、オーストラリア

からATMで何度もお金を引き落としされていました。


ATMから引き落とすということは、犯人はカード番号

だけじゃなく暗証番号も知っているということですね。


どうやってそんな情報を盗むことができるのでしょう。


お金を盗まなれても、そんなに慌てないでいられるのは、

こういう場合は銀行から被害金額を保証してもらえると

知っているからです。

でなかったら、かなりショックでしょうね。


カードを止めたあとは、被害届を出しに警察に行かなけ

ればなりません。

フランスでは警察の種類が2種類あります。

市警察と国家警察。国家警察に行ってください。


急ぎでない被害届は、インターネットで仮の被害届を出し

ておくことができます。

そのあと、警察の方から面談日取りを決める連絡があるわけです。


数日立ってから警察から電話がかかってきました。

カード被害というのはざらにあるので、いちいち事情徴収

もしないそうです。

お好きなときに来てくださいと言われました。


窓口に行くと、氏名住所、被害金額を紙に書いて、警察のはんこ

を押してもらい、それでおしまい。


銀行から被害額全額返金と、新しいカードの再発行を

してもらいました。


こんなに簡単にお金を盗めて、さらに処罰されることもない犯罪。

どんどんはびこるわけですね。


このタイプのカード被害者の救済は、銀行に義務付けされている

ので、特別な保険に入ってなくても大丈夫です。

わたしも入っていません。


ただ、銀行の人は、何かあったときのためにと保険の加入を

勧めてくることがあります。保険の内容を読んで必要でなければ、

そう言って断っても大丈夫です。

アパートの立ち退きをせまられたら

2ヶ月後に、アパートの立ち退きしてください。


大家さんからそんなことを言われて、うちを

急いで探している、という日本人の方の話を

聞いたことがあります。


わたしも、アパートを売りたいので立ち退いて

くださいと、大家さんからの書留を受け取った

ことがあります。


フランスは法律ジャングルの国です。


でも、法律を知らない人は多いのです。


わたしは、法律が好きなので、こんな場合は

まずインターネットで調べてみます。


わたしの場合、立ち退く必要はありませんでした。
大家さんはいつでも好きなときに、借り手に出て

いってほしいということはできないのです。


フランスでは法律で借り手はかなり守られています。
市役所などで法律の無料相談ができることがよくある

ので、そこで聞いてみるのもいいと思います。


。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。


結局どうなったかというと、大家さんはわたしが

借り手のまま、アパートを売り出しました。

はじめて身売りに出された経験でした。


10年カードの更新

10年カードを更新しました。


といっても、フランスに住んで

いない人には意味不明。


フランスに長期に滞在するには

滞在許可書が必要です。


フランスは法律ジャングルの国。


滞在許可書もたくさんの種類があり複雑。


10年カードは、その名の通り10年間

フランスに滞在できる許可書。

労働許可書でもあります。


10年間、お役所に行かなくてもいい!

というなんともうれしい許可書なんです。


初めてこの許可書をもらった直後に、

永久滞在許可書というのができたんです。


次はこれ!お役所と永久におさらば

と楽しみにしていたのですが、

今回  問い合わせたところ、

それなくなりました、と一言。


カードの申請、更新のやりかたは、

県によってばらばら。


わたしのカード更新の時期と前後して、

更新のしかたが変更されました。

何度も県庁に足を運ばなければなりませんでした。

インターネットに書いてある内容

とは違っていたのです。


しかし、ありがたやカードのためには

これぐらいの努力はしかたがないと

あきらめもつきます。


更新に際して、提出する書類の少なさ

におどろきました。


そして、いちばんおどろいたのは、

収入の証明を出さなくていいこと


それまでは雇い主のレターや給料明細

などの提出が必要でした。


それがどーしたと思われるかもしれませんが

私には、それが自由を獲得したような気

がするんです。


もし自分がそーしたければ、街なかで唄を歌って

日銭を稼いでくらしても文句は言われない生活。
なんとも素敵に思えます。